乱視用、遠視用、遠近両用、老眼用のカラコンについて
乱視用のカラコンはある?
乱視用のカラコンは存在します。乱視用カラコンは専門店もあります。
乱視とは屈折異常のひとつです。人の眼球はそれぞれ特徴があり、完全な「真球」(まんまる)ではありません。乱視は眼球が、少し楕円になっている感じですね。見え方の特徴は、にじんで見えるという感じです。夜空の満月や星を見た時に、明るく見えるんだけど形がハッキリ見えない場合は乱視の可能性が・・・。電車の中で本を読むのも乱視度数を助長させる原因といわれています。揺れる場所で字を追うと眼にはよくない力や負担がかかるようです。
乱視はコンタクトレンズの方がメガネよりも矯正力があります。コンタクトの方はメガネと併用している方も多いと思うのですが、かけ比べてみるとよくわかると思います。
乱視用カラコンの構造
1枚のレンズの中で上下左右の厚みが微妙に違います。つまり裏表だけでなく上下も決まっているレンズということになります。レンズを着用して数回、瞬き(まばたき)をすれば、正位置に落ち着くようになっています。
乱視用カラコンの購入方法は?
眼科での処方箋が必ず必要です。
- SPH球面度数(S、POWER、D)
- CYL乱視度数
- Axis乱視の軸度
などの数値があれば注文できます。片目だけが乱視という人もいます。この場合は両目同じデザインで片方は乱視度数なしで注文すれば大丈夫です。(ショップによって注文の仕方が多少違う)
例外を除きほとんどの場合がオーダーメイドになります。割高になりますが必要なものなので仕方ないですね。でも自分だけのぴったりフィットのカラコンを作ってくれるって素敵じゃないですか♪
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遠視用のカラコンってある?
遠視用のカラコンは近視ほどではありませんが存在します。
遠視とは屈折異常のひとつです。軽度の遠視は、「遠くがよく見える目」ではなく、「あまり意識しなくても遠くが見える」または「見えやすい」というものです。そして近くを見るときにはピント調節する時間が必要になり、見えにくかったり、ハッキリ見えるまでにワンテンポ遅れるという感じです。老化による老眼とは違います。遠視の度がきつくなると遠くも近くもハッキリ見えません。
度数を選ぶ部分は通常「-」マイナスが数値の前についていると思います。これが近視用の度数です。遠視用は+があれば選べます。+1くらいまでがよく販売されています。度数が強い場合はオーダーメードになると思います。
遠近両用のカラコンってある?
クリアレンズはありますが、カラコンの遠近両用レンズはあまりありません。皆無かもしれません。
しかし、時代の流れとともに需要が高まり販売枠ができると思います。遠近両用レンズの需要は40歳代以降の方が圧倒的に多いです。これは老眼が関係しています。今カラコンを幅広く使っている世代が40歳代を過ぎてくると必ずメーカーへの要望が増加すると思います。
遠近両用レンズとは遠くを見る視力矯正と近くを見る視力矯正をレンズ1枚で可能にしてしまった画期的なレンズです。人によってはメガネよりも楽かもしれません。慣れるまでに時間がかかりますが、裸眼でいるよりは快適に過ごせると思います。レンズの構造は中央部分で近くの度数、外側で遠くを見る用の度数になるように作られています。
老眼には、遠視の人がなる場合と近視の人がなる場合、または正視の方がなる場合の3種類がありますが、遠近両用レンズは近視・遠視の両方の方に便利なレンズです。正視の方は老眼鏡になります。
遠近両用メガネとコンタクトは見方が違う
遠近両用メガネと遠近両用コンタクトの日常生活での大きな違いは目線にあります。メガネは上下でレンズの度数を変えているため、近くを見る目線(レンズ)と遠くを見る目線(レンズ)が異なります。高齢者の方でメガネをズラしながら新聞を読む姿をよく見るのはピントの微調整を行っているためです。一方、コンタクトレンズの場合は同じ視線で遠くも近くも見ることができます。不便さがなく、わずらわしさがないのはコンタクトレンズの方です。
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老眼用のカラコンってある?
それぞれの症状にあったコンタクト(遠近両用など)はありますが、一概に老眼用というカラコンはありません。
老眼とは調節異常のひとつです。加齢に伴い誰でもなりうる症状です。正視、近視、遠視の方によってレンズが変わってきます。老眼の特徴は近くのモノにピントが合いづらくなり、近くのモノが見えづらく、見ようとすると対象物を離してみるようになります。
老眼が始まったばかりだと進行する可能性が高いので、毎回同じ処方箋の数値で注文しない方が無難です。定期的に眼科で診察を受けて処方箋をもらったほうが良いと思います。
カラコンに乱視、遠視、遠近両用、老眼用などのレンズってある?まとめ
近視・遠視矯正用のカラコン以外の特殊レンズはオーダーメイドが当たり前になります。近視用と遠視用、乱視用のカラコンはありますが遠近両用になるとクリアレンズしかないのが現状です。これから開発が期待されますね。
オーダーメイドは時間がかかりますが、近似値の度数から選ぶ、通常の大量生産の度付きカラコンに比べて、つけ心地やフィット感は良い可能性があります。自分の眼球にあったレンズを特別に作ってくれるわけですから。
あと老眼用(例えば遠近両用とか)のカラコンですが、これからもっともっと!オシャレな高齢者が増えてくると思うので、カラコンも出現するんじゃないかな。オシャレなおばあちゃんが増えるの楽しみですね。人は誰でも遠視・近視・乱視にかかわらず、年を取れば影響の大小はありますが、みんな老視(老眼)になります。これは腕や足の筋力が落ちるのと一緒です。年をとってもカラコンつけてオシャレしたいですね。そんな時代がもうすぐそこまで・・・。
近視、遠視の見え方についての説明については、メガネやコンタクトをしているときの見え方と裸眼での見え方は異なります。例えば近視の人が老眼になった場合・・・「近くが見えにくい」のは近視用のメガネやコンタクトをかけているためです。つけなければ見える!ややこしい説明になっているのでわかりにくい部分もありますがご了承くださいませ。
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