カラコンはすべてソフトレンズです!
カラコンのレンズってすべてハードレンズなんです。ハードレンズを知らない人にとっては何のことかもわからないと思いますが・・・。カラコンを安全に使うためにハードレンズよりもソフトレンズの方が適しているということです!実はレンズの構造以外にレンズの大きさも関係しています!
ハードレンズのカラコンがない!これは、安全性を確保するためのレンズ構造が大きな理由になっています!!
豊富なデザインやカラーがあるカラコン
カラコンの構造の秘密は・・・
その前に!コンタクトレンズのハードレンズとソフトレンズの違いについて!
ソフトとハードの違い!
ハードレンズ
素材が硬く、黒目よりもサイズが小さいのが一番の特徴です。レンズ構造がシンプルで、矯正能力は高く、乱視用にも使われる。よく映画やドラマでコンタクトを落としてみんなで探しているうちにパキッてなるのがハードレンズです。
▲ハードレンズの直径は黒目よりも小さい
- レンズが硬い
- サイズが小さい
- 酸素透過性が高い
- ケアがソフトレンズよりも簡素、レンズケアが楽である
- レンズが長持ちする
- コストは低め
- 矯正能力に優れている
- 眼病になりにくい
- 激しい目の動きをすると外れやすい
- 紛失しやすい
- ワンデーなどの使い捨てはほとんど流通していない
ハードレンズは酸素透過性が高く、酸素を必要とする瞳への負担が少ないです。寝不足やゴミが入った時にゴロゴロ感がありますが、これは眼病予防には適しているといえます。違和感があったら装着しない!を守れば未然に多くの眼病を避けることができます。さらに、水分をほとんど含まないので細菌やアメーバの繁殖も極力抑えられます。安全性という面では、レンズが硬くて危なそうなハードレンズの方が優秀です。
ハードレンズは、レンズが小さいので眼球上で動きやすく、外れやすい・ズレやすいという欠点も持っています。慣れるまでに少し時間がかかります。初心者やスポーツをする人にとっては少々不向きかもしれません。
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ソフトレンズ
今のコンタクトレンズの主流となりつつあります。特にお手入れが不要なワンデーのナチュコンなどは若い女性を中心に、メイクの一環として必須アイテムとなっています。レンズ自体の品質も向上しており、特にシリコーンハイドロゲル素材の採用により飛躍的にアップしています。これからもソフトレンズはナチュラルなカラコンを中心に広がりを見せると思います。
- 素材が柔らかい
- 構造がハードレンズよりも複雑になっている
- 水分を多く含んでいる
- レンズが大きく安定感がある
- コストが高め
- 使い捨てタイプがある
- カラコンがある
- つけ心地が良い
- 違和感に気づきにくいなど眼病予防には注意が必要
カラコンにハードレンズがなくソフトレンズな理由
実に簡単なのですが、ソフトレンズにはカラーを入れたりデザインをする部分・余裕があり、ハードレンズにはその部分がないということになります。
カラコンのデザインのメインは白目部分です。この部分にドッド柄やグラデーションが施されています。平面で考えるとソフトレンズにはこの部分があるが、ハードレンズは黒目よりも小さい(約9㎜)のでデザインする箇所がないということになります。
さらに、立体的な部分で考察してみると、ハードは簡単に言うと一枚岩です。1枚のレンズになっていて、この部分にプリントしてしまうと眼やまぶたの裏に直接染料が当たることになります。染料溶解どころではありません。眼を危険にさらします。染料も眼にとっては大きな異物になるので安全上よくありません。
一方、ソフトレンズは、染料部分やプリント部分が直接、眼に触れないように、挟み込んでいる(サンドイッチ構造)または溶け出さないようにレンズの中心部分に押し込んであります。なのでソフトレンズは安全にカラーコンタクトレンズとして使用できるのです。参考になれば幸いです♪
カラコンの構造については、▼こちらも参考にしてください♪
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